歴史で紐解く日本のリサイクル

初めて海外のオンラインカジノ業界で働き始めた時はびっくりしたもんですよ。会社にはファックスもない、シュレッダーもない、だって紙というものが会社にないんですよ。あ、唯一見たのは入社するとき。契約書だけは紙でできてました。紙はそれ以外見たことなかったけどコピー機はあったかな。でも使っている人は見たことない。

最初は驚いたけれど、これオンラインカジノ界では特に驚くことでもない模様。確かになんでもパソコン上でできちゃうもんね。なので究極のエコだなあって思ったものですよ。

そんな私も今やすっかりエコファンに。リサイクルだって慣れたらハマっちゃう楽しい趣味となり得ます。今日は特に日本のリサイクルの歴史について調べちゃったよ〜。

 

 

昨今、スーパー・コンビニのビニール袋やプラスチック食器有料化が話題に登り、また、SDGs(持続可能な開発目標)が叫ばれ、リサイクルに対しての関心が高まっています。このリサイクル、日本ではすでに奈良時代から初まってたんだって!

昔から日本はエコ国家だった!

なんと、日本でリサイクルが始まったのは、奈良時代だったと言われています。再生紙が利用され始めたのが 奈良時代で、江戸時代には古着・古布が再利用されていたのです。さらには、再生可能なゴミを買い取る職業が、すでに江戸時代には現れていたんですよ!

花のお江戸のリサイクル事情

ロンドンや北京、パリと並び世界有数の人口を誇る大都市だった江戸。世界の都市同様、江戸でもゴミの処理が問題化しました。幕府は、ゴミの投棄、川岸や空地でのゴミの焼却を禁止。家庭から排出されたゴミは、船で永代嶋へ運ぶことが決められて、幕府が正式に認めた者がその処理を行いました。

その頃、すでに紙や古着など再利用が進んでいましたが、専門のリサイクル処理業者が誕生し、積極的にリサイクルが始まったのが江戸時代なんです。

また当時、世界都市の一番の悩みは、し尿廃棄物の処理でした。ヨーロッパではどこにでも捨てるのが普通で、極めて不衛生でしたが、一方、日本の大都市江戸では、リサイクルが進んでいました。近郊の農家が有価で引き取って肥料に利用していたからです。

時代別日本のゴミ事情

日本におけるゴミの歴史を時代別に見ると、以下のように進歩してきたことが解ります。

  • 縄文時代:ゴミ捨て専用地である貝塚を作る
  • 奈良時代:古紙再生利用開始
  • 平安~戦国時代 :町の清掃に関するお触れ書きが登場
  • 江戸時代 :再生可能ごみのリサイクル業者現る
  • 明治時代:汚物掃除法に基づき各自治体でごみ処理開始
  • 戦後:清掃法制定で汚物処理開始
  • 高度成長期 :ごみ戦争時代到来。廃棄物処理法制定と公害対策開始
  • 平成:地球環境重視の時代到来でリサイクル各法制定
  • 令和:家電リサイクル法、自動車リサイクル法など制定

 

持続可能な社会を目指すことが、世界的に義務付けられつつある昨今。みなさんは、どうやってリサイクルに取り組んじゃう?!

16 Apr 2021